おかしいな?心の不安を感じたらうつ病チェックをしてみよう

不安や憂鬱な気分はだれでも感じることがあります。

いつものことだ、すぐに回復する、とほうっておいて、その心理状態が長く続き、抑うつ状態、うつ病になってしまうケースがあります。

うつを回避するには、抑うつの予兆を早めに感じ取り、ストレス要因を回避や排除したり、リラクゼーションを行ったり、気分転換をするなど行動を起こす必要があります。

とはいえ抑うつの状態というのは自分では気づかないことも多く、家族や職場の人間など第三者の指摘で気づき、病院に行くということがあります。そうなった場合、既にうつ病と診断されて、しばらくの休養を余儀なくされるということもあります。

近年ではメンタルヘルス対策が重要視されるようになり、従業員50名以上の全ての事業所でストレスチェックの実施を義務付ける「労働安全衛生法の一部を改正する法律」が2015年12月1日に施行されました。

これら取り組みにより、うつ病の早期発見が促されるようになると思いますが、自分自身でもおかしいなとか、不安の予兆を日ごろから注意しておく必要があります。

 

そこで、誰でも手軽に利用できるうつ病チェックサイトを調べてみました。気になる方はチェックテストを行ってみてください。

 

atmentalhealth.jp

アメリカのペンシルバニア大学の精神科医アーロン・T・ベック博士によって考案された、抑うつの程度を客観的に測る「ベックのうつ病自己評価尺度」を元に作成されたそうです。全21問、4~5程度の選択肢に答えていくだけで、うつ状態を数値化、10段階で判断してくれます。

なお、このチェックはここ2~3日の状態をチェックするもので、高い数値が出たらしばらくして再度チェックして、それでも高い場合は医療機関の診断を受けた方がよいということです。

 

www.cbtjp.net

 精神科医ジョン・ラッシュによって開発された簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)で、うつ病の重症度を評価できるほか、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-IVの大うつ病性障害(中核的なうつ病)の診断基準に対応しているということです。

全16問の選択肢を選択すると、うつ病の重症度を27点満点で評価してくれます。6点以上の場合にはうつ病の可能性があるということで、医療機関に相談をした方がよいとのことです。

 

utsu.ne.jp

東邦大学方式うつ病自己評価尺度(SRQ-D)より作成されたチェックテストということです。全18問、4段階の項目を選択して症状をチェックしてくれます。

チェックした結果をその他の症状も含めてプリントアウトでき、医師の診断を受ける際の資料とすることができます。

 

うつ病は生活に支障をきたすばかりでなく、時には自殺を招く場合もある病気です。気分が何かおかしいなと感じたり、気力ややる気が起きなかったり、よく眠れなかったりと体調の変化を感じた場合は、ご紹介したセルフチェックを実施するなど早めの対策を取りましょう。(ただし、治療に関しては専門の医療機関を受診して行いましょう)